Black Box

The Black-Box is an external Power Supply Booster.


Super Black Box

The Super Black-Box is an external Power Supply Booster with enhanced Capacity.
 
 
 

 

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V 70 SE

OCTAVE V70 SE ~音楽再生の原動力~
V70SE は、70W x 2 のピーク出力を誇るラインレベル入力対応のプリメインアンプです。V40SE と同じ設計ファミリーに属しながら、V70SE は更なる出力を獲得しています。特筆すべき性能としては、コントロールとダイナミクスの向上が挙げられます。V70SE は、ロック音楽は激しくかつ心情をさらけ出すように、クラシック音楽は繊細で優雅に、そして共に実在感を伴う広がり感を持ってリアルに再生します。V70SE による音楽鑑賞はリスナーを最高の喜びへと誘います。 V40SE 同様、V70SE はOctave がこれまでの製品開発で培ってきた経験の恩恵を受けています。新しいV70SE には、旧V70 モデルを超える多くの改良が施されています。V80 と同様の優れた構造のシャーシに納められたV70SE は、トランスとメインズ電源の浮遊磁場に対して徹底的なシールディングが施されたことで、繊細な回路はより良くその高性能を発揮します。また電源トランスは単体として防磁構造の密閉した箱に封入された、特別な低ノイズタイプのものを採用しています。 出力段は、片チャンネルにつき、2 本の出力管(6550)から構成されています。BIAS 調整とモニタリングシステムにより、その他のピン配列の互換性がある出力管のご使用も可能です。お客様の好みに応じて異なる真空管を試してお使いいただくことが可能です。 全てのOctave のアンプ同様、V70SE は強化された五極管構成に基づいています。この構成は、スピーカーの不安定なインピーダンスに対して、アンプの安定性を保証します。アンプは2Ω負荷まで対応していますので、古典的な真空管アンプのようなインピーダンスマッチングが取れないような実質的な影響はありません。Octave オリジナルのシングルインピーダンス出力トランスが安定した出力供給に貢献しています。 V70SE の入出力端子には、シングルエンド(RCA)入力x5 系統(ホームシアターバイパス入力を含む)とバランス(XLR)入力x1 系統があります。そして1 系統のRCA 入力には、オプションのPhono 入力基板を装備することが可能です。出力には、RCA 録音出力x1 系統、可変プリアンプ出力x1 系統、そしてスピーカー出力x1 系統が含まれます。

Black Box / Super Black Box コネクタ
Black Box を装着することで、いかなるスピーカーに対してもOctave アンプの実力を十全に発揮させることができます。この柔軟性はOctave だけの特徴です。   アンプの音色や安定性、ダイナミック特性は電源の安定性や能力に強く左右されるため、Black Box とSuper Black Box はオクターブアンプの電源キャパシタの外部アップグレードとして開発され、コンデンサ容量を4 倍(Black Box)又は10 倍(Super Black Box)に増やします。鳴らしにくいスピーカーにとっては、これは多大なメリットとなります。インピーダンスが2Ω近辺にまで低くなるスピーカーに対してもアンプが安定して対応できるため、スピーカーの能率の影響が少なくなるように設計されています。   Black Box 又はSuper Black Box を使用して電源部のコンデンサ容量を増加することでアンプ動作を安定させ、負荷変動によるインピーダンスの相互作用を軽減します。ダイナミクスレンジ、セパレーション、奥行き、サウンドステージのサイズと明確な表現を改良し、全体の周波数帯域において音楽再生をずっとクリアなものにします。コンデンサのノイズフィルタリング特性によるAC 電源電圧の変動や干渉によるアンプへの影響はありません。

ECOMODE (エコモード)
将来を考慮した特徴として、Octave では独自のEcomode (エコモード)省電力電子回路を採用しています。この電子システムは、電力状況をコントロールし、10 分以上音楽信号を検知しない場合にはアンプの消費電力を自動的に軽減します。この「スリープ」モードでは、V70SE のアイドル電流は20W 足らずになり、再び音楽信号が検知されると、Ecomode 回路はアンプの電源をON にします。Ecomode もまた、真空管の寿命を延ばす役割を担っており、更なる安全性という付加価値は、例え電源がON の状態においてもユーザーに安心を提供します。

BIAS 調整
V70SEの出力段はA/B級が採用されており、BIAS制御の調整が必要となります。非常に高機能のBIAS 補正システムは、本体のフロントパネル上での操作が可能です。外部から調整可能な精密BIAS トリムポテンショメータとLED による確認を活用して、お客様が出力管の動作を手軽にモニタリングし、簡単に各々のバイアスを調整することが可能です。もちろん、マイクロメーター、特別な知識、又はツール等の必要性はありません。

電源管理と保護回路システム
V70SE には、マルチステージソフトスタート電源投入回路が装備され、電源を投入した際の典型的な高突入電流によるストレスから保護することで、機器と真空管の長寿命化を実現しています。保護回路システムがV70SE を完全にモニタリングしている状況で本体は定義された順番で起動し、誤動作が検知されると保護回路が動作して稼働を停止します。

Phono オプション
オプションとして、MM(47kΩ)又はMC(150Ω)カートリッジに対応したPhono 入力基板があります。この基板には、12dB/Oct のサブソニックフィルターが実装されています。

 
Add On Modules  

Spezifications  
・パワーアンプ部
出力段構成 五極管プッシュプル動作
出力管 6550×4
OCTAVEオリジナルのバイアス調整機能によりKT88、EL34、6L6等、差し替え可
出力(4Ω時) 70W x 2(連続出力)
*8Ω時は20%減
周波数特性 20Hz - 70kHz (40W -1/-3dB)
5Hz - 70kHz (10W -0/-2dB)
高調波歪率 0.1% (10W/4Ω)
S N 比 -100dB / 40W
推奨負荷インピーダンス 3 - 16Ω
最低負荷インピーダンス
ゲイン 38dB
NFB 10dB
推奨スピーカー能率 83dB以上
■プリアンプ部
入力感度 180mV(ラインレベル入力 )
入力インピーダンス 50kΩ
チャンネルバランス 0.5 dB - 70 dB (音量調節)
チャンネルセパレーション 55dB
クロストーク(入力端子間) -105dB
出力インピーダンス 240Ω(プリアウト)
入力管/ドライバー管 ECC83 × 1, ECC 81 × 2
■フォノステージ部/MC(オプション)※MMは受注生産
入力インピーダンス MC:150Ω、 MM:47kΩ
SN比 MC:73dB、 MM:85dB
入力感度 MC:0.5mV、 MM:4mV
サブソニックフィルター -12dB/octave. , 20Hzクロス
invi Download: 取扱説明書:v70se_jan.pdf
■全般
消費電力 最小:140W(無信号時)、最大:350W、エコモード時:20W
入力 ラインレベル:RCA x 5系統(ホームシアターバイパス含む)、XLR x 1系統
フォノレベル:RCAフォノMC x 1系(*オプション)
出力 プリアウト (RCA) x 1系統
テープアウト (RCA) x 1系統
*プリアンプとパワーアンプは独立して使用可能
スピーカー出力 バインディングポスト x 1ペア(4㎜バナナプラグ, Yラグ6㎜以上対応)
XLRピンアサイン Pin 1: ground、Pin 2: + (hot)、Pin 3: - (cold)
その他の端子 BLACK BOX / SUPER BLACK BOX接続端子
ヒューズ(AC100V) 6.3A (スローブロータイプH)
サイズ 451W x 150H x 415D (mm)*ノブ・端子・グリルカバー含む
重量 約22kg
仕上げ シルバー/ブラック(アルミニウム・アルマイト加工)
付属品 リモコン (ボリューム専用)、電源ケーブル、3㎜ドライバー、真空管カバー脱着用六角レンチ、スペア出力管(1本)
価格 ラインモデル:¥1,353,000(税込)
フォノモデル:¥1,518,000(税込)
※フォノモデルは注文時にMMもしくはMCのどちらかを選択
MM、MC用 ¥165,000(税込)
取り付け費用  ¥16,500(税込)
強化電源(別売り) BLACK BOX ¥264,000(税込)
SUPER BLACK BOX ¥649,000(税込)
 
※製品の仕様、規格、デザイン、価格は改善等の為予告なく変更する場合がございます。
 
  Dimensions (in mm)
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  Features
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インピーダンスタップについて・・・
OCTAVEのプリメインアンプ、パワーアンプは全て4Ω表示に統一されており、スピーカーのインピーダンスに応じて接続する個別の出力タップを設けることなく、OCTAVEの出力トランスは2Ωの低負荷から8Ωまで効率的に対応出来るように設計されています。
※詳しくはTECHNOLOGYページをご確認ください。

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PMZ コアについて・・・
PMZ の主な利点は浮遊磁場の軽減であり、コア内における磁界を最適化します。この特徴によって、トランスの変換効率自体を約5~10%向上させることができます。標準のEI タイプとの違いはギャップの形状です。 EI タイプは2 枚のピースからコアが成形されているため3 つのギャップがあり、うち2 つは磁気系の中心部分の外側にあります。それに対してPMZ タイプは1 枚のスチールで成形されています。ギャップを最小限に抑え、コアにおける損失を軽減することで、磁気密度をさらに10%向上させています。 この利点により、PMZ はパワートランスと出力トランスにおいて優れたものとなります。出力トランスにPMZ コアを使用することで、低周波数帯域においてとりわけ優れた特性を発揮し、歪みの減少と、出力の増加を実現します。真空管の出力信号はトランスにあまり左右されないとは言え、変換効率は重要なファクターです。

 
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